- 無くても大丈夫な防災グッズ
- 絶対必要な防災グッズ
防災についての話し合いを行う時によく質問されるのが、
持ち出し用の防災グッズも運べる量にも限界があります。
費用も掛かりますし、不要なものは省いていきたいですよね。
それに加え、近年は空前の
毎年のように各地で災害が起こっているので、当然でしょう。
直近でいえば、新型コロナウイルス感染拡大で世界中が危機に陥り、
これから第二波がくることも懸念されています。
従来の防災対策以外にも「備える」ことが当たり前になってきました。
同時に防災グッズも種類がかなり増加し、中にはなくてもあまり困らないものまであったりします。
鋭い方であれば、「これいらないんじゃ?」と気づくことが出来ますが。
不安に感じている方は「心配だから」と購入してしまうケースも多くあるようです。
防災として備えるものは大きく分けて3種類あります。
(別記事リンク)
防災ポーチ
常に持ち歩く防災ポーチ。
災害発生直後に使用する。
防災セット
災害発生後、避難開始から1日を過ごすためのセット。
備蓄品
災害発生時から、3日~7日分、自宅に備蓄するもの。
自宅避難時に使用・災害が落ち着いた後に取りに行ける物資。
防災グッズ 必要ないもの一覧
防災グッズ | 備えがちなセット | |
![]() | テント | 備蓄品 |
![]() | ヒモ ロープ | 持ち出し用防災セット |
![]() | コンパス | 持ち歩き用防災セット |
![]() | 毛布 (新聞紙) | 持ち出し用防災セット |
![]() | ティッシュ | 持ち歩き用防災セット 持ち出し用防災セット |
![]() | 発電機 | 備蓄品 |
地震ならヘルメットは必要性もある
テント
テントは、備蓄品として備える方も一定数いますが、あまり使う機会はありません。
①自宅が住み続ける状態であれば不要。
災害の程度にもよりますが、自宅の被害が大きくない場合は住み続けることが出来ますので、テントを使う機会はありません。
②避難所で無断でテントを張るのは難しい。
自宅の被害が大きい場合は避難所で生活することになりますが、敷地内に無断でテントを張るのはなかなか図々しいというか、、、
周りから苦情がでてもおかしくないでしょう。
私も避難所でそういった光景は見たことがないです。
小型の組み立てがいらない、1人用のものであれば、目隠し程度には使えるかもしれません。
③避難所の外でテントを立てるのは防犯上危険
避難所の外でテントを立てるのはかなり危険です。
防犯上の理由もそうですが、避難所は、
”災害発生時でも安全が確保できる”と判断された場所に設定されます。
それも災害の規模によっては100%安全だとは言えませんが、
テントを立てるためにわざわざ避難所の外で生活しようとするのはやめましょう。
こういった理由があり、テントは必要ないと判断しました。
備蓄品だけでなく、持ち出し用防災セットにもテントを入れる方もいるようですが、
【必要!】エアーマットと寝袋で十分
テントの代わりではないですが、避難所で快適に過ごすために役立つのが、エアーマットと寝袋です。
この2アイテムがあれば、ひんやりした固い床や、外の寒さを防いで快適に睡眠がとれます。
普段キャンプなどをされる方はこの重要性を理解されているかと思います。
荷物が増えそうだと思う方もいるかもしれませんが、意外とコンパクトにたためるので問題ありません。
ヒモ・ロープ
防災セットを準備する際、候補を挙げてもらう時によく出てくるのがこの”ヒモ・ロープ”です。
そういった方のイメージでいうと
・荷物をまとめるため
このあたりが多いです。
しかし、ロープが活躍するにはかなりの技術と知識が必要です。
実際に、災害時の救助の場面では、確かに活躍する必需品です。
高所からロープを使って降りるのは高さによっては大けがに繋がります。
荷物をまとめるのも、ガムテープなどで十分。
ひもで荷物をまとめると、運んでいる間に荷崩れしやすいです。
コンパス
コンパスっていつごろから使われているかご存じですか?
じつは1000年ほど前から使われているアイテムなんです。
しかも、これで測れるのは方位のみなので、自分の現在地と目的地の方向が分かっていなければ使えません。
地図などを持っていれば、スマホの電波がない状態でも助かると思いますが、コンパスだけ持っていてもあまり意味がないです。
最近では、00000JAPANといった無料Wi-Fiが災害時には開放されるように整備されてきていて、町中にいればネット環境を心配する必要はなくなってきています。
毛布
防寒対策として毛布や新聞紙を用意している方もいらっしゃいます。
でも、毛布って結構重いんですよね、、、
しかも、圧縮してもなかなかコンパクトにならないです。
新聞紙も濡れてしまっては使えませんし破れやすい。
その場合は、普段使いにして災害から数日後の、行政の支援に頼るようにしましょう。
【必要!】軽くて温かいアルミブランケット
防寒グッズとして優秀なのはアルミブランケットです。
仕様は異なりますが、宇宙飛行士の宇宙服などの断熱素材としてもアルミは使用されています。
それだけ軽くて薄い。その上暖かい。
しかもアルミブランケットは安価なものが多いので、必ず準備しておきましょう。
ティッシュ
あって困らないものなのですが、トイレットペーパーの方が防災グッズとしては汎用性が高いです。
ティッシュでは、トイレには不向きですよね。
トイレットペーパーは、芯を抜いて潰すか、もともと芯なしタイプを選んでコンパクトにしておきましょう。
発電機
被災時には停電が起きる可能性が十分に考えられます。
私も、PCとスマホが使えなくなったらめちゃくちゃ困るので、すごく気持ちは分かります。
もちろん発電機があれば、すごく助かります。
しかし、価格やスペックを確認してもらえれば分かると思いますが、かなり高価で、場所を取ります。
それに電力は、水道・ガスなどのライフラインのなかでも、比較的早く復旧する傾向にあります。
ライフライン\震災名 | 阪神淡路大震災 | 東日本大震災 |
電気 | 2日 | 6日 |
水道 | 37日 | 24日 |
ガス | 61日 | 34日 |
上の図は、各ライフラインが9割以上復旧するまでにかかった日数です。
これほど大きな災害が発生しても、ほとんどの地域で数日〜1週間で復旧しています。
数千円で購入できるモバイルバッテリーやガスコンロなどがあれば、十分に耐え忍ぶことができます。
1週間ほどの期間の為に、数十万円する家庭用の小型発電機を備えるかは、十分に考える必要があると思います。
近年は、地域の自治会や自警団、自主防災組織などが発電機や貯水施設などの設備を持っている場合もあります。
一度問い合わせて、確認すると良いでしょう。
防災グッズ 必要ないもの一覧
被災時に無くても問題のない、他のもので代用できる防災グッズを避けて、本当に必要な物だけを揃える1番良い方法は、市販の防災セットを購入するとこです。
適切なメーカーのものを選ぶことが出来れば、必要なものが全て入ったものを備えることが出来ます。
もちろん、ご家庭の人数や家族構成、身体的状況によっては多少カスタマイズが必要ですが、必要最低限かつ、実用的なものが揃います。
しかし、防災グッズを販売しているメーカーはたくさんあり、中身も様々です。
適切なメーカーを選ぶにはある程度の知識が必要になります。
では、その適切なメーカーを選ぶポイントですが、
この3つです。
信頼性
・官公庁、企業などへ納品実績があるか
・有資格者の監修や推奨があるか
実用的
・被災時に実際に活躍するものが揃っているか
・無駄なものが入っていないか
適切価格
・必要なものが揃っていて、リーズナブルかどうか
このポイントを全て押さえられているのが、「LA・PITA」というメーカーの販売する「SHELTER」(シェルター)という防災セットです。
価格も他社と比較して、リーズナブルでありながらも、必要なものはすべて揃っています。
防災セットのエントリーモデルとしては十分なものといえるでしょう。
警察や大手企業への納品実績もあり、いつも相談している防災士も持っている為、信頼性も問題無しで、防災業界では有名な優良メーカーです。
これが、子供の分も持ちたい若い世代のご夫婦や、重いものが持てない高齢者分も一緒に入れられる。
そういったことが、選ばれる理由となっています。また、大容量の割にリュック本体が軽いのも良い点です。(リュック本体500g程度)
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