✔地震の危険度の見方
✔震度とマグニチュードの違い
地震速報が発令されたときの、テレビから流れる音、びっくりしますよね。
「マグニチュード○○で震度4」
「この地震よる津波の危険性はありません」
こんな情報が流れてきますよね。
しかし、ほとんどの方は

マグニチュードって何??

震度だけでいいんじゃ?
こう思っている方多いのではないでしょうか?
今回はその謎を解決したいと思います。
そもそも地震とは?
マグニチュードと震度の違い
ではまず、マグニチュードと震度をそれぞれ見てみましょう。
マグニチュードとは
”岩盤の破壊現象(地震)の大きさを表す数値”をマグニチュード(地震の規模)といいます。
震度とは
震度は、各地点において、どのくらいの大きさの揺れがあったのかを示すものを震度といいます。
日本では気象庁が10階級(0~4、5弱、5強、6弱、6強、7)に分けたものが使われています
マグニチュードと震度の比較
マグニチュードと震度の説明だけではちょっと得分かりにくいですよね。
マグニチュードは、発生地での、地震そのものの強さ。
震度は、達成した地震をどの場所で受けるかによって感じる揺れのことです。
図で見てもらうと、もう少しわかりやすいと思います。
いくら地震の規模(マグニチュード)が大きくても、震源地から遠かったり、地盤がしっかりしているところであれば、震度はそれほど大きくはなりません。
震度はどれくらいからが危険?
地震が起こる場所などによって被害状況は変化するので震度がそれほど高くなくても警戒する必要がある場合も。
おおよそですが、震度4程度からは、家具などが倒れたりする可能性が出てきますので、警戒した方が良いでしょう。
また、日本では震度7までしか基準がありません。
震度7と発令された場合は、実際の強さが青天井なので相当ヤバいと思った方が良いでしょう。
マグニチュードの記録
観測史上最大のマグニチュードは9.5。
東日本大震災でマグニチュード9でした。
これは、史上4番目に大きな数値です。
また、阪神淡路大震災でマグニチュード7.3でした。
マグニチュードの強さの見方
マグニチュードが1から2になった時、その強さはどれだけ大きくなると思いますか?
マグニチュードは1増えると、地震のエネルギーが32倍になります。

例えばマグニチュード6の地震は、マグニチュード5の地震の、32個分のエネルギーを持っている。
ということになるのです。
東日本大震災は阪神淡路大震災より、マグニチュードが1.7大きいので
計算すると、354.8倍ものエネルギーの差があります。
どちらも大きな被害がありましたが、なぜここまで差があるのでしょうか?

東日本大震災の震源の深さ
ニュースの速報などで、「震源地は●●沖の深さ12kmの。。。」
というような情報を見たことがありませんか?
そう、東日本大震災の震源の深さは24km(中くらいの深さ)
阪神淡路大震災は13km(浅い目)でした。
2倍くらい深さが違うので、結果として被害を受けた地域の震度はともに最大の震度7となりました。
まとめ
震度とマグニチュードの違いなど、地震速報が来た時も、
今までより冷静に状況が理解できるようになったかと思います。
地震には予兆がない
台風や大雨は事前に、ある程度の予測はできますが、地震は予兆がないため突然やってきます。
1980年以降に日本国内で10人以上の死者・行方不明者を出した地震は11回で、
3年半に1回は、このような大地震が発生しています。

この数字、かなり怖くないですか?
いつ地震が起きてもいいように、防災への備えが重要です。
日本で地震が起きない地域はないと思ってください。
今のうちから、備えられることから行動に移していきましょう。
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