✔台風に関わる警報の見方
✔台風接近時に必要な対策
台風・大雨への備え
まず初めに大切なことは、事前の備えです。
被害を最小限にするため、気象情報を確認して早めの対策を行いましょう。
台風が接近しているなか、屋外に出ることはとても危険ですので、台風が来る前に台風対策を行います。
家の外の備え
家の中の備え
強風で物が飛んできた際、窓ガラスが割れてもガラスが飛び散らすに済みます。
警報・注意報の種類と違い
台風や大雨が近づいているときには、気象庁から様々な警報や注意報が発令されます。
各種警報・注意報と予想される災害
名称 予想される災害 大雨特別警報 大雨による重大な災害が発生する可能性が高い
(浸水や土砂災害など)大雨警報 大雨による重大な災害が発生する可能性がある 大雨注意報 大雨による災害が発生する可能性がある 名称 予想される災害など 洪水警報 大雨により河川が増水し、重大な災害が発生する可能性がある
(河川の増水や氾濫、堤防の損傷や決壊など)洪水注意報 大雨により河川が増水し、災害が発生する可能性がある 名称 予想される災害など 暴風特別警報 暴風により重大な災害が発生する可能性が高い 暴風警報 暴風により重大な災害が発生する可能性がある 強風注意報 強風により災害が発生する可能性がある 名称 予想される災害など 波浪特別警報 高い波により重大な災害が発生する可能性が高い 波浪警報 高い波により重大な災害が発生する可能性がある 波浪注意報 高い波により災害が発生する可能性がある 名称 予想される災害など 高潮特別警報 低気圧による異常な海面の上昇により、重大な災害が発生する可能性が高い 高潮警報 低気圧による異常な海面の上昇により、重大な災害が発生する可能性がある 高潮注意報 低気圧による異常な海面の上昇により、災害が発生する可能性がある
警報・注意報ごとの警戒レベルと行動の目安
警戒レベル2
基本的に注意報と呼ばれるものは、気象庁の定める警戒レベルでいうところの「警戒レベル2」です。
(高潮注意報の場合は警戒レベル3)
これから台風の影響などが強まっていく可能性があるので、ご自身のお住まいの地域の避難経路や避難先を確認しておきましょう。
また、防災セットや備蓄品の場所の確認なども行いましょう。


警戒レベル3
警戒レベル3に到達した時点で、各自治体が避難準備や高齢者の避難を開始する段階です。
地域の状態などによっては避難が必要となる場合もあります。
最新の災害情報に注視しましょう。
警戒レベル4
このレベルまでなると、避難勧告が発令される目安となります。
お住まいの自治体からの情報発信に留意し、状況によっては早めの避難なども検討するようにしましょう。
警戒レベル5
このレベルでは、すでに何らかの災害が発生し、被害が出ている可能性が極めて高いです。
命を守るための最善の行動を行ってください。
警戒レベル5の危険が分かる動画↓
避難
- では次に、実際に避難を開始する場合の注意点です。
避難準備情報が出された場合(警戒レベル3)
行政から避難勧告が出た場合(警戒レベル4~)
山などの斜面で以下の現象が発生している場合、直ちに斜面から離れる。
・斜面にひび割れが発生している。
・小石が落下してきた。
・土くさいニオイがする。
・斜面から水が湧き出る。
・湧き水や井戸水がにごっている。
・地鳴りが聞こえる。
避難する際の服装
✔防災セットに準備しておいた、ヘルメットを着用。
✔長袖長ズボン、防刃グローブを着用。
✔靴は、靴底の厚めの、履きなれたスニーカーなど。
(長靴などは、雨水が中に入った時に、逆に足を取られてしまいます。)
✔防災セットが入ったリュックを背負って避難する。

・避難はできるだけ明るい時間に行う。
まとめ
台風や大雨に関わる、各注意報と警報は種類が多く、結局何を行えばいいか分からないという声を多く聞きます。
判断を間違えば命の危険もある、とても重要な情報です。
正しく理解して、正しい準備を行いましょう。

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